所得税確定申告始まる

 2月に入り、いよいよ確定申告が始まります。すでに、税務署では朝から長い列ができているところもあるようです。  29年分の確定申告ですが、住宅ローン控除や医療費控除など還付申告(所得税を戻してもらうための申告)は、すでに提出が可能となっています。29年分から、医療費控除についての改正が皆様にとっては、一番影響が大きいかと思います。従来の医療費控除に加え、選択によりセルフメディケーション税制による医療費控除が可能になりました。有利不利の判定もあるので、有利な方を自分で選択することになります。また、領収書の添付も不要となっていますので、あらかじめ、領収書の整理が必要です。具体的には、人ごと、病院ごとに領収書を整理し、それぞれの合計額を集計して医療費の明細書に記載する必要があります。一定の要件を満たす、医療費明細書(健保組合等が発行する「医療費のお知らせ」など)があれば、記載の省略が可能となっていますが、29年分を残している方は少ないと思います。今後は、領収書とこの明細書の両方を残しておくと確定申告の際、助かるかと思います。  3月の15日が申告期限ですが、早めの準備をしておくことをお勧めします。