生命保険の活用方法の見直し
先月、突如報道された節税保険の見直し。これにより、多くの保険会社が販売休止へと追い込まれたいわゆる「節税保険」。決算対策の一つとして考えていた経営者も多いと思います。今後、どのような取扱いになるのかは、現在のところは不明です。しかし、損金算入額(経費に計上できる金額)が制限されるのは間違いないと思います。どちらにしても、このような保険は、課税の繰り延べ(将来解約時あるいは受取時に課税される)に過ぎないので本当の意味での節税ではないことをどれだけの経営者が理解していたかはわかりません。今後は、節税というより、経営者の死亡や病気による長期離脱などの本来のリスクに備えた保険を検討していただきたいと思います。これも経営者にとっては、大事な投資になります。経営者の家族そして、従業員を守るためにどのぐらいの保障が必要か検討してみてください。